G段印刷面の違い

G段カラーバー コート白と白C5の違い

弊社では、G段(Gフルート)を使用したパッケージ印刷を得意としています。G段は、一般的な段ボールよりも薄く、仕上がりに凹凸が出にくいため、美粧性が求められるパッケージにも幅広く対応できる素材です。
そのG段にもさまざまな種類があり、特に印刷面となる紙の違いによって、色の出方に差が生まれることがあります。たとえば、コート紙を表面に使った場合は、発色がよく、ツヤ感のある鮮やかな仕上がりが得られます。一方で、白ライナーと呼ばれる晒しの紙を使用すると、表面が少しザラついているため、インクが若干沈み込み、全体的にやや落ち着いたトーンの色味になります。

同じデザインでも印刷面の仕様によって印象が変わるため、仕上がりにこだわりたい場合には、紙質や印刷面の違いをご理解いただいたうえで、仕様を検討いただくことをおすすめしています。

  • 業界 エンタメ業界
  • 用途 CDケース
  • 仕上げ オフセット印刷
  • 材質 GF(コート白/白C5)
  • 形状 ヤッコ箱
  • 参考納期 2週間

ご相談内容

お客様からは、「環境配慮を意識したパッケージにしたいので、G段を使って両面印刷をしたいのだけれど、印刷面によって色の出方はどうなるの?」というご相談をいただきました。近年、環境負荷の低い素材を使ったパッケージに対するニーズが高まっている中で、G段の採用は非常に良い選択肢となりますが、印刷面によって色味が変わることについては少し不安をお持ちの様子でした。

特に今回は、ブランドカラーの再現性が重視されていたため、「両面で印刷した際、表と裏で印象に差が出てしまうのではないか」といった点を気にされていました。エコ対応でありながらも、しっかりとした発色と完成度を保ちたいというご要望でした。

お客様へのご提案

弊社ではこれまでにG段を使った印刷実績を数多く手がけてきた経験があるため、まずは印刷面による色の出方の違いを丁寧にご説明しました。コート紙と白ライナー、それぞれの特徴や印刷後の色の印象の違いについて、実際のサンプルや写真資料をお見せしながら、できるだけイメージしやすいかたちでご案内しました。

さらに、仕上がりの色味を事前にしっかりご確認いただけるよう、校正刷りをご用意し、実際にG段の両面印刷での仕上がりを見ていただきました。表面と裏面での発色の差やインクの沈み具合などを実物でご確認いただけたことで、「なるほど、こういう違いが出るんですね」とご納得いただくことができました。

Contactお問い合わせ

お見積りのご依頼や制作についてお気軽に
お問い合わせください。

お電話の方はこちら

0120-007-767

営業時間:土日・祝日を除く8:30〜17:30

お問い合わせフォームからはこちら

お問い合わせ