小型展示台

今回ご紹介するのは、紙製の小型展示台です。一見するとシンプルなつくりに見えるのですが、実は重さのある商品を置いてもへこみにくい、ちょっとした工夫が詰まっています。紙製の展示台は軽くて扱いやすい反面、商品によっては重さで台がたわんでしまったり、変形してしまうことがあります。
特にサイズが小さく重みのあるものだと、設置面にかかる圧力も一点に集中しやすく、不安に感じる場面も少なくありません。

具体的には、台の接地面を平坦な構造から変更し、紙脚のような形状に設計することで、設置面自体が内部から支える補強構造として機能します。
これにより、展示台上部に置かれた商品の重さが分散され、局所的なへこみやたわみを防ぐことが可能になりました。

また、追加パーツを必要としない構造のため、組み立ても非常に簡単で、各店舗での設置作業の手間もほとんどかかりません。
紙製でありながら強度を確保しつつ、運用面でもスムーズに導入できる、小型ながらも機能性に優れた展示台となっています。

  • 業界 生活家電メーカー
  • 用途 展示台
  • 仕上げ オフセット印刷+表面加工
  • 材質 NEWDV350g
  • 形状 展示台
  • 参考納期 2週間

ご相談内容

「少し重みのある商品を展示台にのせたいんだけど、紙だとちょっと心配で…」そんなご相談をお客様からいただきました。
これまでも紙製什器をご利用されていたそうですが、商品によっては時間が経つと台がへこんできてしまったり、見た目が崩れてしまった経験があったそうです。
そのうえで、「補強したい気持ちはあるけど、なるべくパーツは増やしたくない」というご要望も伺いました。

実際、店舗では限られたスペースや時間の中で設置作業を行うことが多く、部材が増えたり組み立てが複雑になると、それだけで現場の負担になってしまいます。
「できれば、今までと同じような感覚で設置できて、それでいてしっかりとした強度が出せるようなものがあれば助かるんだけどね…」といったお声をいただき、どうにかそのお悩みにお応えできないかと考えました。

お客様へのご提案

そこで私たちからは、パーツを追加するのではなく、展示台本体の形そのものを少し工夫する方法をご提案させていただきました。
台の底面に、いわゆる“紙脚”のようなかたちを持たせることで、構造自体にしっかりと支えが生まれるように設計しています。追加の補強パーツを使わなくても、本体だけでぐっと安定感が増し、安心して商品をのせていただけるようになりました。

実際に試作を重ねて検証したところ、小型でありながらしっかりと重さに耐えられ、時間が経ってもへこみにくい仕上がりになりました。
見た目はすっきりとしていて、使い勝手はこれまで通り。設置もシンプルで、現場のスタッフの方にとってもストレスなく扱っていただけると思います。
「強度は欲しい、でも手間は増やしたくない」というお声に、ぴったり寄り添えるようなかたちになったのではないかと感じています。

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